【茅葺古民家の屋根裏に侵入】

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岐阜県各務原市の茅葺古民家の空き家DIYリノベーション物件に名古屋の若者が移住してお住まいになり、自らDIYで天井を壊して清掃など進めています。

入居前に通電し玄関や勝手口の鍵を取り付けるなど自費工事を行っておりますが,さらに自費DIY工事で改修を進めています。

天井の解体や屋根裏の清掃も終わった様なので屋根裏に上がらさせていただきました。

茅葺の屋根組を近くで見ると丸太に竹を縄で編んで固定しているのですね。

現代では釘やボルトや金物で固定せねばなりませんが、身近な山里にある自然の素材で手作業で屋根を組んでいる様です。

白川郷の合掌造りでも,木構造の四角い構造躯体は大工職人が加工して組みますが、そこから上の屋根組は地元住民で組織した結というチームで行っているようです。

この地域でも結の様な協力組織があったのでしょうか?

屋根裏では蚕を飼っていたと思われる棚があったり,頂部の煙抜きは清水家の家紋のスズメと笹が彫り込んであるそうです。

100年の古民家の伝統を若者が受け継ぎ、新たの文化の創造を応援しています。

清水家の家紋のスズメと笹柄の煙抜き排気口

丸太と竹を縄で組んだ小屋組に茅を葺いた屋根組

築100年の茅葺古民家です。