【茅葺古民家のご相談】

  • 投稿日:

  • カテゴリー:


岐阜県本巣市根尾の茅葺古民家空き家を購入された方からご相談のお電話があり見にいきました。

室内は改修されて綺麗な状態でしたが、屋根裏を見て欲しいとの事で、屋根裏に入ると、そこは白川郷の合掌造りで見た光景のままでした。

しかも囲炉裏や釜戸の煤で真っ黒に煤が付いていますが、ところどころ茅が落ちて傷んでいます。

また小屋組を固定する縄も切れたりしており崩れて来ないか不安があるそうです。

すでに屋外の屋根面はトタンで覆われており雨漏りは無いのですが、どうやって屋根組を補強したら良いのか悩みます。

本来の茅葺屋根の固定は茅に竹を通して縄で縫っていく感じで固定するのですが、トタン屋根があることや茅を交換する訳でも無いので、縄で固定された登り梁や母屋などの構造体をボルトや金物で固定するしか方法が無いと感じました。

耐震補強に詳しい本巣市内の知人の工務店さんに相談して対応してもらい事にしましたが、古すぎる建物のメンテナンスも難しいですね。

#岐阜県本巣市根尾
#茅葺古民家
#改修済み室内
#白川郷合掌造り
#囲炉裏煤
#屋根裏損傷
#トタン屋根
#雨漏りなし
#屋根組補強
#耐震補強相談
#構造体ボルト固定
#古建築メンテナンス

茅葺き屋根にトタン屋根を被せた古民家です。

屋根裏に入ると茅葺空間にタイムスリップ

縄で固定された小屋組を金物で固定して良いものか悩みます。