土壁と大きな丸太のある15坪ほどの離れですが、以前は和室2室と広縁床の間押し入れでしたが、風呂洗面トイレとLDKにリノベーションします。
天井は勾配天井にして天井を高くし、力強い丸太を表しにします。
耐震性能アップのため父壁を残しながら内部に構造用合板で補強し、その外部でグラスウール16Kで断熱します。
もちろん天井にもグラスウール16kにて断熱していますが、丸太はむき出しのままにしていきます。
ユニットバスの下部も基礎断熱を行い断熱区画としており、ユニットバスの床下は室内空間と同じ扱いの断熱ライン内側としていますので、お風呂の床浴槽の断熱も良くなりますね。もちろん浴槽は断熱浴槽を採用しています。
サッシはアルミ樹脂複合サッシのエピソードを使い複層ガラスですので断熱性能はアルミ単層に比べて抜群です。密閉性も断熱も良くなると隙間風が少なくなりますので24時間換気のため吸気口も設置します。
大きなお屋敷の離れにご子息が住むためにフルリノベーションを行っています。
旧耐震設計のため耐震改修工事を行い、断熱改修も行っています。
長期優良住宅化リフォームでは基礎の高さが40cm必要ですので、25cmの無筋基礎を40cmの鉄筋コンクリート基礎で抱き合わせ補強をし、水はね防止の劣化対策も合わせて実施しました。
新たに風呂洗面トイレとキッチンも設置し、ユニットバスは浴槽や床壁天井を断熱タイプとし、劣化対策と共に断熱化しました。
もちろん窓もアルミ樹脂複合サッシ複層ガラスですので結露の心配も少なくなります。
壁は土壁を残し、その外部に断熱壁で包んだ二重壁ですので壁厚は20cmになり窓も出窓の様になりますね。
こだわりの黄色いシンクです。洗い物も楽しくできそうですね。
トイレは節水型のタンクレストイレを採用いたしました。
隠れていた太い丸太の小屋組を屋根断熱によって表しにすることで、天井高が高く広々とした力強い空間となりました。
古い良き材料を残し活用し、そこに新しい技術で耐震省エネ劣化性能を向上させる性能向上リフォームがこれから求められる時代ですね。